社員を知る

製造本部 劇場・ホール ビジネスユニット
2020年入社(新卒) ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 空間コース

インタビュー

学生時代について教えてください

祖父が建設業に携わっていたこともあり、子どものころから建築が好きで、将来は建築にかかわる仕事がしたいと思っていました。大学ではライフデザイン学部で、人の周囲の環境のデザインについて学びました。建築やデザイン系の学生でよくある話かと思いますが、やはり課題が多く忙しい毎日を送っていました。大変でしたが、特に自分でデザインした建築の模型をつくるのは楽しく、充実していましたね。
特に印象に残っているのは、ユニバーサルデザインの講義です。バリアフリーについて学び、実際に車イスに乗って動き回ったこともありましたね。公共空間では車イスの人が利用しやすいことも大切なので、この経験は今、設計業務をやるうえでとても役立っています。

今、どのような仕事をしていますか

入社後は劇場・ホールのイスの設計する部署に配属されました。お客様との打ち合わせをするための図面や、実際にイスをつくるための図面を、CADソフトを使って描いています。配属されてすぐは図面の修正など簡単なものでしたが、今では特注イスの図面も少しずつ任せてもらえるようになりました。図面を描くにあたっては、デザインだけでなく、施主の要望を叶えているかどうかや施工のしやすさ、予算なども気にしなければならないので、設計って奥が深いなと日々感じています。

コトブキシーティングの仕事の魅力や、やりがいについて教えてください

先日、計画当初から最後まで、ほとんどの図面を担当していた劇場の現場が終わりました。大中二つのホールがあり、合わせて2,800席ほどもある大きな劇場です。一つのホールの中でも、背もたれが倒れるタイプや移動できるタイプなど種類が多く、それぞれのイスに合わせた設定が必要でとても苦労しました。その分、無事に納まったと報告を受け、写真を見たときは今まででいちばん達成感がありました。このプロジェクトにかかわらず、自分で図面を引いたプロジェクトが完了した時に、営業が送ってくれる写真を見る時は本当に嬉しいです。CADだけではイメージしきれない部分も多いので、写真を見てはじめて分かる部分もありますしね。

今後の目標について、教えてください

ちょうどこれから、私の生まれ育った地元のホールの改修のプロジェクトがスタートします。上司が「やってみる?」と言ってくれて担当させてもらえることになりました。そのホールに足しげく通っていたわけではないのですが、やはり地元のプロジェクトには自然と愛着が湧きますね。楽しみです。また、学生時代に塾講師をしていたことから、教育施設にも興味があります。いつかは劇場以外のプロジェクトにも携わって自分のスキルを高めていきたいですね。

1日のスケジュール

08:10

出勤

電車とバスを使って通勤しています。

08:30

メールチェック・スケジュール確認

前日に届いているメールのチェックや、今日一日のスケジュールを確認します。

08:30

朝の部内会議

週に2日、部内のメンバーで集まって、各自その日に行う業務や一週間の予定などを報告し、共有します。

09:30

設計業務

CADを使用して、お客様に提出するための図面や、製品を製作するための図面を描きます。作業で確認事項がある際は、上司や営業と打ち合わせをしながら進めます。

12:00

昼食

13:00

昼の部内会議

営業から届いた設計依頼書を、部内メンバーで読み合わせます。依頼内容に対して、メンバーで意見を出し合って議論することもあります。

14:00

設計業務

15:00

打合せ

部内や営業、生産管理や調達などの社内のほか、外部の協力会社と打ち合わせを行うこともあります。

16:00

製品の確認

出荷前に組み立て後の実際の製品を見て確認をする「製品評価会」を、部内のメンバーで行うこともあります。

17:00

設計業務

19:00

退勤

退勤時間は、日によってまちまちです。駅まで行く社バスの時間が決まっているので、「この時間までにここまでは頑張ろう」と目標を決めて取り組みます。

※このインタビューは、2023年に行われました。