インタビュー
学生時代について教えてください
大学では機械システム工学科に所属して、材料や力学、機械加工について学び、実験で工作機械を扱ったりもしていました。機械だけでなく別の分野も学んでみたくなって、4年生になって研究室に配属された際には、機械系と生物系を組み合わせた研究に取り組んでいました。新しいことを一から学ぶ難しさはありましたが、それを上回る楽しさがあったので、とにかく研究にのめり込んだ貴重な時間でした。
中学校から始めた卓球は、大学まで約9年間続けていました。ひとつのことを長くやり続けたということは、これから何かを続けるうえでの自信にもつながりましたし、何より精神的に成長できたと感じています。
今、どのような仕事をしていますか
現在は開発部に所属しています。その名の通り、新しい製品を開発している部署です。試作を重ねて、材料を選択して、加工先と打ち合わせして…など、ひとつの製品が生まれるまでのたくさんの過程を担当しています。協力会社の工場や、展示会の視察などに行くこともありますね。
開発部の前には他の部署も経験しました。 入社してすぐは、劇場・ホールイスの設計として、イスを生産するための部品図や組立図を作成していました。図面を描くだけでなく、勉強のため部品製造現場や建築現場に行くこともありました。 3年目には技術開発部という部署に異動となり、製品をつくるために必要な生産設備の調査や検討、導入を行ったり、営業活動を支援するために3DCADを使ってイスのイメージ画像を作成したりなど、さまざまな分野でのサポートをしていました。入社して早いうちから色々な業務を経験させてもらっているのは、自分の強みになっていますね。
コトブキシーティングの仕事の魅力や、やりがいについて教えてください
今の開発部でのやりがいは、やっぱり「モノづくりを身近に感じられる」ところです。製品の設計から組み立てまで、全て自分たちでできるので。試行錯誤しながら試作をつくったり、3Dプリンターを使ってモデルを出力したりなど、モノづくりが好きな自分にとってはとても恵まれた環境だと思います。
技術開発部に所属していた時には、グループ会社に木を加工するための大型機械を導入するプロジェクトに携わりました。数千万円ほどする高額なものだったので、納入されるまではドキドキしっぱなしでしたが、無事に納品された時の達成感は大きかったですね。今ではその工場内でなくてはならない設備として大活躍しているので、とても嬉しいです。
今後の目標について、教えてください
まだ開発部に着任して間もないので、まずは新しい製品のアイデアを出すところから、製品の完成、納入まで、一貫して携わりたいというのがあります。コトブキシーティングでは劇場・ホール、スタジアム・アリーナ、学校など、様々な施設向けのイスや、カプセルベッドまでつくっています。それらの部署とコラボして、より魅力的な製品開発を行っていきたいですね。 そして開発ならではの視点でたくさんのことを学び、今後どのような部署でも活躍できるようなスキルを培いたいです。
1日のスケジュール
07:45
出勤
最寄駅から出ている社バスに乗って通勤しています。
08:30
打合せ
上司と打ち合わせをします。その日の業務についてや、今困っていることを相談したりしています。
09:00
設計業務
3Dデータや2D図面の作成をします。協力会社から見積をとったりなどもします。
11:00
協力会社と打合せ
依頼先の加工業者に、必要に応じて工場まで来ていただき打ち合わせをします。
12:00
昼食
会社で注文できるお弁当を工場内の食堂で同僚と食べます。
13:00
部内会議
部署全員で共有しておくべきことなどあれば、ここで共有します。
14:00
設計業務
引き続き3Dデータや図面の作成を行います。日によっては試作品の組み立てや、3Dプリンターでの出力なども行います。
15:00
試作部材の受け取り
協力会社に作ってもらった試作部材を受け取ります。そのまま試作部材について打ち合わせを行うこともあります。
16:00
試作品の組立て
受け取った部材を使って、試作品の組み立てを行います。
18:00
英会話
週1回会社で行っている英会話教室に参加します。先生一人に対して、生徒4人くらいの割合で参加しています。
※このインタビューは、2023年に行われました。