インタビュー
学生時代について教えてください
大学では政治経済学部で、ゼミでは社会情報論を専攻し、マスコミやメディアリテラシーについて勉強をしていました。
在学中に学業以外でも何か記憶に残るようなことをやりたいなと思い、学園祭の実行委員をやったりもしました。協賛企業を探す役割を担当していましたが、これまでの実績や卒業生の就職先データを基にお願いして回るなど、少し現在の営業の仕事ともつながる部分があり、楽しみながらやっていました。
就職活動はB to Bのメーカーをターゲットに行い、たまたま友人からキャンパスの近くにあるイスメーカーが大学の就職説明会に来ていたことを聞いて、そこで初めてコトブキシーティングを知りました。調べてみると本当にキャンパスのすぐそばだったのですが、残念ながら知らずに過ごしてきましたね(笑)
今、どのような仕事をしていますか
入社してから6年間は、本社で首都圏の教育施設向けの営業をしていました。その後現在の東北支店へ異動になり、青森、岩手、福島県の公共施設、教育施設への営業を担当しています。首都圏を担当していたころに比べると、移動距離は相当増えましたね。体はひとつしかないので、効率よく廻れるように考えてスケジューリングしています。
公共施設への営業では、まず役所などの担当部署に訪問して、情報収集や製品のPRをします。既にコトブキシーティングのことを知ってくださっている担当の方も多いので、その際は納入している施設の話などで会話が弾みますね。
その後建物の設計段階に入ると、設計事務所を訪問して製品のPRや図面の打ち合わせを行います。さらに建物を建設する段階では、建設会社との価格交渉や納品へ向けての打ち合わせを行うので、ひとつのプロジェクトでも営業先は多岐にわたります。また、開始から完了まで数年掛かりと、長期スパンのプロジェクトも多いので、正直苦労もあります。ですが、その分やり遂げた時の達成感は大きいですね。
コトブキシーティングの仕事の魅力や、やりがいについて教えてください
コトブキシーティングの製品を納入する先は、誰もが知っているような地域の核となる施設が多く、納品まで無事完了した際の喜びや達成感はひとしおです。「社会に必要とされるものをつくっている」という実感がありますね。
ホールやスタジアムの新築や改修は、コトブキシーティングだけでなく、自治体や建設会社の担当の方にとっても、人生で一度あるかどうかの大きな仕事です。計画段階から携わることも多いので、そういった担当の方とも数年間一緒に仕事にさせていただくことになります。施設のイスの設置が終わった後に、丁寧に御礼の言葉をいただいたことがあり、それは今でもとても印象に残っていますね。
社外だけでなく、社内の製造部との関係も大切です。製品の設計や製造には、ある程度の期間を要するので、時には無理を言って対応してもらうこともあります。自分ひとりではなく、多くの方の協力があって成り立つ仕事なので、ひとつひとつの仕事に丁寧に向き合うことを心掛けています。
今後の目標について、教えてください
メーカーの営業なので、自社製品を採用してもらうように取り組むのが仕事ですが、それにはただ自社製品に詳しいだけでは不十分だと感じています。市場の動向やニーズを的確に把握して、お客様の要望に沿った提案ができる営業である必要があります。自分で経験しないと分からないところもあり、「これくらい知っているからそれで充分」というものでもないので、これからより経験を積まないといけませんね。
また、コトブキシーティングは高い市場シェアを持っていますが、製品によってはまだまだ認知度が低いものもあり、知らないうちに別会社の製品が導入されて残念な思いをしたこともあります。そういった思いをしないためにも、もっと会社や製品の認知度を上げていけるよう取り組んでいきたいです。
1日のスケジュール
08:00
出発
遠方に行く日は、自宅から直行します。時間を効率よく使うため、直行直帰することも多いです。
10:00
現場打合せ
受注しているプロジェクトの建設現場に赴き、建設会社の担当と製品を取り付ける段取りや、スケジュールについて打ち合わせをします。トラブルが無いよう、現場の進行状況を確認しながら、細かいところまで入念に行います。
12:00
昼食
営業中は、基本的に外で食べます。東北は安くて美味しいものが多いので良いですよ(笑)
13:00
お客様への訪問
役所や設計事務所、販売店を廻って情報収集をします。営業をするうえで、お客さまとの信頼関係は欠かせません。
18:00
ホテルにチェックイン
翌日も近隣で打ち合わせがあるため、この日は自宅に帰らず宿泊します。
19:00
事務処理・退勤
現場での打ち合わせの結果を、工場や上司へメールで報告します。
他のお客様からメールで見積の依頼も来ていたため、その場で対応し、本日の業務は終了です。
※このインタビューは、2023年に行われました。